交通事故過失割合歩行者車について教えてください。 - ＮＰＯ法人全国国民生活支援センター神戸支店のブログ

皆さんは、交通事故に遭遇されて、その過失割合について悩みや疑問を感じた事はありませんか？
交通事故のケースによって過失割合も変わってきますので、交通事故に初めて遭遇した方は疑問を抱かれる事と思います。

相手のある交通事故では必ず問題の一つとなる事柄に過失割合と過失相殺があります。
保険会社との示談交渉だけではなく、訴訟となっても過失割合が賠償金額に直接反映されることになります。

実際の交通事故では、過失割合の基本を元に、双方の過失を修正していくことになります。
まず、歩行者と車による交通事故の過失割合に関して歩行者に不利、または有利に働くケースがあります。

例えば、夜間の交通事故のケースです。
夜間であれば歩行者からは、車はライトをつけているため発見しやすいが、逆に車からすれば通常、夜間だと歩行者を発見しにくいという点で歩行者は不利に働く場合があります。

逆に、歩行者に有利に働くケースとしては、
交通事故を起こした場所が住宅街や商店街やスクールゾーンであったり、事故にあった歩行者が幼児・児童・老人であったり、車椅子や杖での歩行であったりしたときなどがあります。

上記のような事に該当する場合は、５％〜２０％程度過失割合が増減されることがありますが、これらのものについては、あくまで具体的な状況に応じて判断されるので、該当するからといって必ず過失割合が増減するわけではありません。

過失割合の算出の方法は他にもあり、過失割合の増減は具体的な交通事故の状況によって変化します。

次に、車同士による交通事故の過失割合に関して歩行者に不利、または有利に働くケースがあります。
こちらも、基本的な過失割合は状況に応じて増減することがあります。

主なものとしては、「著しい過失」や「重過失」といったものがあります。

「著しい過失」とは、運転者に前方不注意や操作違反、時速約１５ｋｍから３０ｋｍの速度違反、酒気帯び運転などがあった場合、
「重過失」とは運転者に酒酔い運転や居眠り運転、無免許運転、時速約３０ｋｍ以上の著しい速度違反などがあった場合などの事です。　

これらも、先ほど同様、５％〜２０％程度過失割合が増減されることがありますが、あくまで具体的な状況に応じて判断されるので、該当するからといって必ず過失割合が増減するわけではありません。

交通事故の過失割合に関しては、実際の示談交渉では過失割合の基本でまとまる事は希です。
また、裁判での過失割合は裁判官の裁量となっていますので、基本とは違った判決が下されるケースもあります。

交通事故の過失割合に関しては、慰謝料請求への影響もありますから、大事な部分といえるでしょう。

もし、あなたが今現在、交通事故過失割合歩行者車で疑問を抱えているとしたら、一人で悩まずに私達が所属するＮＰＯ法人全国国民生活支援センター神戸支店にお電話下さい。
先ずは、あなたが抱える交通事故過失割合歩行者車のお話をお伺いし、アドバイスしています。

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